転校し、日菜は暗くネガティブなところを極力抑え、明るく振る舞った。


その結果、今のような人気者になったのだ。




…日菜!日菜!ねぇ、話聞いてる?


いけない。明るく振る舞わなければ…。


「あ!ごめん、今ぼーっとしてたわー笑笑てかいつも1番話し聞いてない美香に言われたくないしー!!笑」


そういいながら、3人は笑う。


よかった。笑ってくれた。
いじめられていた頃の自分がフラッシュバックする。



もうあの時みたいにはなりたくない。