母はそんなにお腹が痛いのかと思ったのか、みんなが勉強している間は美香も勉強すること。今日の授業の分のノートを貸してもらうこと。

これを約束して休ませてくれた。


そう言って、さっそく学校に電話をすると、勉強するようにと促した


美香は自分の部屋に行って、おとなしく勉強していた。


学校に行っているときと、勉強している時間は一緒なのに日菜と詩乃に会わなくていい。辛い思いをしなくていい。
それだけでとても楽だった。


それに、昨日の事があってから急に今日休めば、日菜と詩乃が昨日したことで、どれだけ美香が傷ついたか、どれだけ重大なことだったかを日菜と詩乃にわからせられるんじゃないかと思った。