美香は、時々日菜にイラッとすることがある。
だが、日菜といるのはとても楽しいし、面白い。
なにより今美香がこの場所を失ったらもう行くところはない。
もう3学期だ。
クラスのグループははっきり分かれている。
第一、ここはクラス1華やかなグループなのだ。こんなしょうもない理由でこの素晴らしい居場所を失うバカがいるだろうか。
鉛のように重い足を学校に運ぶ。
少し前までは休み時間が楽しみだったが、今ではあろうことか休み時間が憂鬱なのだ。
自分で自分を疑う時もあったが、やはり自分の気持ちに嘘はつけない。
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