それでも、そんな最低な一面を見ても
今までの皐月のいいところを沢山知ってる。



なにが正解なのかわからなくて


ただもがき続けて最終的には沈むのかな。



深い、深い底がいつまでたっても見えないような海。


そんな海に沈んでしまった私は生きていけるのかな。



…………でも、やっぱり大好きだ。


ならば、ゲームになんか負けないように
ホントに私を好きにさせよう。



決意が決まったと同時に、皐月が止まった。




くるりと振り返って、私に一言。



『俺、お前のことが好きなんだ。付き合ってくれる?』



『うん、いいよ。私も君のこと好きだし。』




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