おかしな彼

【美音Since】
えと、あの、めっちゃわらってるんですけどーーー!!

「まぁ、今日からよろしくね!美音ちゃん」

ん?あれ?

「なんで美音の名前知ってるの?」
「席の紙みたんだよ」
「そうなんだ」

それにしても可愛い笑顔してるなぁ
見とれちゃうよ



キーンコーンカーンコーン

「やーと、終わったぁ!
美音!帰る前にトイレ寄ってっていい?」
「うん、美音も行きたかった」
「んじゃ行くか」


さきに用をたし終わったしずくが手を洗っていると
放送で先生に呼ばれたしずく

「あーもう!なんなのー、美音ーちょっと職員室行ってくるねー」
「あ、うん、いってらっしゃい」

私は用を足してると
誰かが入ってくる足音が聞こえた
でもその足音は私が入ってるトイレの前で止まった
ん?なんだろ?

「あ、あのこんなところでごめんね?」

ん?男子?!
ここ女子トイレ!!!!

「あの、俺と付き合ってくれませんか?」

え、え、トイレで告白?!
相手は返事ないけど、ってかトイレ誰か入ってるの気づいてないのかな
ってかなんでトイレで告白してるのよー
どしよ、どしよ、出たいよ…
出たらお二人さんに失礼かな?
でもでもでないとしずくも来てややこしくなるよね
よし!

ジャー おそるおそるドアを開けた

ガチャッ

え?開けるとこちらを向いて頬を赤くしてる隣の男子がいた。
ん?え?どうゆうこと?

「あの?」

「だ、だから、美音ちゃんのことが好きっていったの」

へ?へ?ぇええええええ!!