おかしな彼


えっと、俺は
窓側から二列目の一番後ろか

「お、俺の後ろじゃん」

「まじか」

翼が前かー、ま、楽しい席になりそうだ!
ん?となり女子か。
うまく話せるかなー
岡元美音かー


それから、翼の友達が来て
話していた。


キーンコーンカーンコーン


あ、チャイムなった

「んじゃまたくるわ」

「おう」

ふと隣の席を見るとまだ座っていなかった
すると、おどおどしながら席についた女子
この子が岡元美音かー。
なんか小柄でかわいいな。
なんか天然っぽいオーラが(笑)
自分でも顔がにやけるのがわかった

すると、彼女がこちらを恐る恐るちらっと向いて、顔が少し赤くなりながら目を逸らした

「あ、ごめん!見とれてた…」

って!俺何言ってんだ…

「え、あ、いや大丈夫です」

予想外なことが返ってきて
思わず吹いてしまった

「ぶはっ、大丈夫ですって君…あはっ、やばいツボった」

彼女がぷくーと頬を膨らませて笑わなくてもいいじゃんと言った

俺はごめんと謝った。

あーやばい、かわいすぎる。