おかしな彼


キーンコーンカーンコーン

しずくと話しているとチャイムが鳴った

「ほら、男子いなくなったよ
もう大丈夫でしょ」

席のほうを見るともう男子はいなかった

「うん、ありがとう」

そして、私はしずくの元から離れ
席へついた
そしたら隣から妙な視線が。
恐る恐る見ると
…ッ!!
隣に座っている男子が笑顔でこっちを見ていた
すごく顔が整ってて、イケメンというか
可愛い顔のした男の子だった

私は戸惑いながら目を逸らしてしまう

「あっ、ごめん!見とれてた…」

と、彼から言われた

「え、あ、いや、大丈夫です」

反射的にそういってしまった
なにが大丈夫なのよーーー、自分のばか!
もうーーーと心の中で闘技してると
急に彼の笑い声が聞こえた

「ぶはっ、大丈夫ですって君…あはっ、やばいツボった」

と、笑ってきた
なんなのよ!しょうがないじゃん!
反射的に言っちゃったの!

「そんなに笑わなくてもいいじゃん…」

ぷくーとさせてると

「ごめんごめん、つい(笑)」

まだ、笑ってるー!
でもその笑顔から目が離れなかった。