「美璃!!!!」




呼び止める声を無視して
ファミレスを飛び出していた。




「うぅ……」




大粒の涙をいっぱい零しながら
無我夢中でどこかへと走った。




聞きたくない聞きたくない聞きたくない!




先ほどの佑聖くんの切なそうな
顔を思い出すと余計に胸が痛んだ。




暫く走っていると
見知らぬ公園に辿りついた。




たくさん走って疲れたため
ベンチに腰掛けた。