そ、そうだったんだ…
知らなかった。




てゆーか、噂になってたとか
恥ずかしすぎるよぉ~…

私だって言いたくて
言ってたわけじゃないのに…!




「それはきっとお世辞だよ!」

「え~そうかな~?」

「うん!絶対そう!」




もう絶対コスプレなんか
しないんだからっ!




「あっそうだ。今日喫茶に行けなかったお詫びって言ったら変だけど、明日一緒にお出かけしない?」

「へっ?」

「ほら、前に美璃ちゃんが行きたがってたケーキのお店ご馳走するからさっ」




えっ!
覚えててくれたの?!




ずっと前から行きたくって
毎日独り言のように呟いてたもん。




「いくいく!いきたい!」




私は目をキラキラと
輝かせて翔里くんを見つめた。




「よかった♪じゃあ、一緒に行こっか」