思わず首筋を触ってみたが
なんの変化もない。




確認したかったが首筋じゃ
自分の目で見ることができなかった。




「あっそうだ!鏡が…」




確かポケットに鏡があったはず!




ポケットから取り出し
自分の首筋を映す。




「…………………なっ!」




吸われたところは鬱血し
白い肌に赤い斑点とよく目立っていた。




いくらなんでもこれは
目立ち過ぎじゃない?!

どうやって隠そう……!




佑聖くん、絶対わざと
目立つ場所にやったでしょ…!




佑聖くんに訴えるよう
涙目で睨んだが当の本人は
ご機嫌な様子で反省など
全くしていないようだった。