裏切りゴッコ

「花音ー?で、渡したいもんってなに?」

「あぁ……ごめんごめん。これ……」

といって、梓の手紙を渡した。

「飯田梓……?」

「ほら、私のクラスの可愛い子っ」

「あー……あんま興味ないから」

意外だなぁ。

「梓かわいいよー?今度紹介しよか?」

「いいや、興味ないからいいよ。」

「ふーん。意外。絢斗って結構
面食いかと……」

「失礼な‼︎」

「えへへっごめんごめん」

といって、私と絢斗は一緒に家まで

帰った。

近所同士だから送るも何もないのに

『危ないから一応』

といって、家まで送ってくれた。

「ありがとっ手紙読んでね?あと
返事は私通してでいいから」

「おう。じゃあなー」

といって、絢斗は暗闇に消えていった。