裏切りゴッコ

ーー一週間前

「ねぇ花音〜‼︎」

と、同じグループのリーダー的存在の

梓が、話しかけてきた。

「ん?なにー?」

同じグループでも二人きりってことは

全然なくて、少し驚いた。

「あんたさ、絢斗君と幼馴染よね?」

「え……うん。」

「これ、渡しといてくれない?」
と、手紙を渡された。

「返事は、いつでもいいよって
いっといて?」

「え……うん。」

「中身は見ないで?」

「あ……うん。わかった‼︎」

「じゃあねっ」

というと、梓は、いってしまった。