華月-kagetsu-



迅「緋龍の溜まり場だ」



『え…』


迅「日和は緋龍の姫だからな、ここには必ず来る」



『えー!聞いてないっ!さっきのと一緒に絞めてやるー!』


迅「何さたんだ?」



『虫を手にのっけてきた』


迅「それだけ?」


『それだけ?じゃないよ!気持ち悪いんだからね!』



迅「はいはい」


『流すな!あ、日和まだ来ない?』


迅「あぁあと30分くらいは」


『はー?普通に捕まえたほうが早いじゃん!もう疲れた、寝るから来たら起こして』



迅「は?おい」


呼ぶ声を無視してあたしは寝はじめた