「ここが1年3組だね!」


ガラッとドアを開けた瞬間、教室内がキラキラしてた。
窓には青い空と優しい桃色の桜が見えていた。
そして、微かに揺れるリボン、ネクタイがとても綺麗だった。



「わー、皆もう席たって喋ってるね!」


美甘は新しいクラスに興奮していた。


「そうだね!私達も混ざろーよ!!」


梨乃は明るく、皆でワイワイする派の人なので、
こういうのは結構好きなのだ。


「あー、緊張する〜!」


「え〜?クラス発表でも緊張してたのにまた緊張〜??」

ドアの前で喋ってたときだった。



「邪魔。」