今日は運転手で

   
 今まで降っていた雨が、やんでいた。

「あれでおさまるとも思えないけど、お見合いを断る理由は出来た。...まあ、はじめからキヨシが全力で拒んでればよかったんだろうけど」

「そんな怖いこと、できません」

「オレも怖かった。ずっと、助けてあげたかったけど、出来なかった」

そうなんだ。

周防と顔を見合わせて、ニヤッと笑う。

共犯者っぽくていい。

「あのお母さんじゃ仕方ないけど、キヨシ、もうちょっと頑張れよ。言いなりになりすぎないように」

さすがに、うちの親が特殊だってことはわかってきたけど、

だからって、逆らえるようになる訳じゃない。