歩き出すと、LINEに呼ばれた。
無感情を装って、覗き込む。
『見つけた』
?
何だ?
このホラーなメッセージ。
ホラー小説で、凍りつく類いのヤツじゃん。
思ってると、
「見つけた」
今度は、音声が展開された。
ハッ、っというか、ギョッとして、振りあおぐ。
周防だ。
「探してたんだ。母上、怒ってるよ。この間のお見合いの時のウソ、もうバレたみたいで」
「え?」
「そうなんだ。だから、キヨシをオレに探してくれって連絡があって」
周防の登場を喜ぶ時間もくれないんだ。
「あたし、怒られるために、帰らないといけないの?」
周防は、真面目な表情になる。

