そんないい加減なヤツだったのか。
二個目のケーキを、カンナは、突き刺した。
いやいや、そんな可愛いケーキを、なんて扱いするの。
驚く。
そのまま、持ち上げて端から、かじりだす。
さらに驚く。
でも、・・・まあ、カンナの幸せそうな顔を見ると、何にも言えなくなる。
大きな口で、ぱくんぱくん。
何口かで完食した。
「あ~幸せ~」
本当に幸せそうだ。
これで、怒りを納めてくれればいいのだけれど。
カンナは、ケーキの余韻を楽しむように目を閉じていたけれど、
はっと目を開けて、スマホを覗き込んだ。
目を落としながら、そわそわし始める。
「どうしたの?」
「ええと・・・あのさ、誘っといて悪いんだけど・・・」
「用事?いいよ」
「本当?」
表情が一気に晴れ渡る。
ああ。
彼氏からの連絡だったんだな。
一目でわかる。

