クラス会、かぁ……。
みんな元気にしてるかなぁ。
ハガキを食い入るように眺めながら、ふと、あの頃を思い出した。
あの頃――…
吹奏楽部の部室から見えるサッカー部の男の子に恋をしていた。
真っ黒に日焼けした顔に、時折、漏れる真っ白な歯。
一生懸命にボールを追う姿が格好良くて……
いつも目で追っていた、彼のことを。
白と青の練習着がよく似合っていて、ミニゲームではいつも赤のゼッケンを付けていた。
今でも、鮮明に覚えている。
英語が得意だった彼は、確か、卒業と同時にアメリカの大学に留学したはず。
卒業してから一度も会うことはなかったけれど、そう噂で聞いていた。
彼も来るのかなぁ……。


