「拓也……」
「そのテディベアは、色違いで俺と真理。
来年からはお腹の子の分も入れて、どんどん増やしていこうな!」
結婚前からテディベアが大好きだった私――。
雑貨屋さんを巡り、気に入ったものがあれば、値段を気にせず買い求めていた。
拓也とのデートの最中にも、訪れた店で、私の気に入ったものをプレゼントされたことがあった。
覚えていてくれたんだね。
「それと……
ツリーの方は、俺から赤ちゃんへのクリスマスプレゼント!元気に生まれてきてくれよ、って願いを込めて。
まぁ、あとからリビング用にデカイのを買って、二人で飾り付けしてもいいけどね!」
穏やかに優しく微笑む拓也。
そんな拓也の心遣いに目頭が熱くなる。
再び、零れ落ちそうになる涙を堪えようと、そっと瞼を閉じた。


