そこには、ナチュラルな雰囲気のその店にぴったりなクリスマスグッズが、ディスプレイされていた。
スプレーでシルバーやブルーに装飾された松ぼっくりや木の枝が飾られたリース。
クリスマスカラーのランチョンマットにコースター。
そして、クリスマスを盛り上げるツリー。
よく見かける大型のそれではなく、そこに並べられていたのは、小振りの本当に可愛らしいサイズのものばかり。
どれも木製で、木の温かみが感じられるものだった。
「真理はどんなタイプがいい?」
不意に尋ねられ、一瞬躊躇ったけど、直観的に目に留まったものを指差した。
「これか…!
好みが合うなぁ。俺も一目で気に入ってたところ!」
嬉しそうに、指でくるくる回しながらツリーの状態を確かめる拓也。
「よし、決ーまりっと!
ちょっと真理のも貸して!」
私からテディベアを奪うと、両手にテディベアとツリーを抱え、すたすたとレジまで足を運んでしまった。
慌てて、拓也のあとを追った。


