手渡された胎児の写真を受け取り、帰途に着いた。
何はともあれ、真っ先に拓也に伝えたい。
顔を見て、しっかりと伝えたいから、仕事中ではあったけれど、拓也に連絡を入れた。
「ごめん、仕事中に。今、話せる?」
「うん、大丈夫」
「今日は遅くなりそう?」
「いや、今のところは何も予定はないけど。どうかした?」
「ううん、なんでもない。ご飯が気になったから。じゃあ、家で食べるつもりで用意しておくから、なるべく早く帰ってきてね!」
「分かった」
短いやり取りのあと、通話を終えた。
電話で簡単に伝えることもできたけれど、やっぱり顔を見て、直接、話したかった。
拓也は、喜んでくれるかな…?
どんな反応をするんだろう…?
ドキドキしながら、拓也の帰りを待った――。


