「そんなに驚いた顔しないでくれる?
――あっ!すみません、注文お願いします!」
店内に響き渡るよく通る声で、店員を呼び止めた。
「俺は、アイスコーヒー。百合は?」
「私も、同じで」
「畏まりました。もう暫らくお待ち下さい」
お手拭きを取り出し、手を拭く二人に、思い切って声を掛けた。
「ねぇ、どうして、二人が一緒なの?」
ニヤリと笑みを浮かべ、顔を見合せた二人。
先に、言葉を口にしたのは、百合だった。
「……実はね。私たち、また付き合うことになったから。一応、真理には伝えておこうと思って」
「……えっ?」
「まっ、そういうことだから!よろしくね、真理ちゃん!」


