「10月」
「…えっ?!10月って、もうすぐじゃない!」
「あぁ」
「………」
沈黙が続いた。
二人の間を乾いた空気が流れているようだった。
「ねぇ、どのくらいアメリカに滞在するの?」
「3年の予定」
「3年……」
言葉が詰まった。
この3年という期間が、長いのか短いのか分からない。
元々、私たちは付き合っている恋人同士なわけではないから。
でも、恋人との別れのように感じてしまって……。
同窓会のこの雰囲気が、私を狂わせているのだろうか?
この心の底から沸き起こる感情が、何物なのか、自分でもよく分からなかった――。


