愛のカタチ



仕方なく、私も同じようにフェンスに体を預けた。 

あっ…!

この風景って……!! 



一瞬、身体が震えるような感覚を覚えた。 


しゃがむと、ちょうど吹奏楽部の部室から見える景色と同じだった。 






あの頃と同じ場所で 


あの頃と同じ目線で 



感じる、この感覚。



目の前で繰り広げられる光景が、10年前にタイムスリップしたかのようだった。 


そして、賢司も――