「あっ…!!」 目を凝らして見ると、サッカーゴールを囲むように木場くんと松本くんがサッカーをしている。 その様子を、ゴールネットの裏から百合と美沙が見ているようだった。 「やってるね!暴露大会、もう始まったのかな?」 「これからじゃね?俺らが来るのを待ってるはずだから」 「なら、急ごうよ!」 「いや、まだいいよ!」 ―――…? 急ぐ様子も見せず、賢司はグラウンドと吹奏楽部の部室の境にあるフェンスに寄りかかった。