「おまえ、声デカすぎ!近所迷惑だよ」
「あっ、ごめん。
でもさ、別にやらなくてもいいんでしょ?」
一呼吸置いてから賢司に尋ねた。
「バーカ!あそこに行くってことは、全員強制なんだよ!」
タバコを地面に投げ捨て、靴底でギュッギュッと踏み潰した。
えぇー、強制!?
でも、私には秘密なんてないし、怖がる必要もないよね。
「私は平気だよ!もしかして、賢司、ものすごい秘密があったりして?」
からかうように言ってみると、賢司は笑った。
「ははは…そうかもな!」
「そうかもな、って、何それ?」
「内緒!」
「内緒?訳分かんない!」
頬っぺたをぷくっと脹らませて賢司の顔を見るけど、素知らぬ顔をするばかり。
賢司の秘密って、なんだろう?
やっぱり気になるな。


