愛しいと書いて悲しいと詠む






「ねえ、初恋って覚えてる?」



「ううん、俺は忘れた、覚えてない!」



「...そっか、ありがとう」



「何で?急に初恋の話なんか出して」



「ううん、何でもない

ただ、初恋の事考えてただけだよ」



「へぇ、永愛の初恋ねぇ…」






――



「もしかしたら、今日初恋の相手に会えるかも!?」



「えーまさか(笑)」







そんな他愛もない会話をいつも通りに。









「着いたよ!」