行方が分からなくなってから三日目、 チェシャが 「誰かに拾われた。」 「車にひかれた。」 みんな色んな可能性を述べました。 その日も手がかりなしでした。 その晩、それぞれ神様に 「チェシャがどうか無事でいますように」 とか、 「事故にあっていませんように」 とか、 「迷子だったら帰り道を教えてやってください」 とか、祈りました。 あまり祈らない妹まで祈ったと母から聞かされました。