勢いよくリビングダイニングの扉が開き、ついにひょっこりと人影が樹里の前に姿を現した。
「あれっ!お客さん!?」
そう言って樹里の前に現れたのは小さな男の子だった。
その子は皺くちゃのTシャツに半ズボン姿で、一に良く似ていた。
「あ、えと。おじゃましてます……」
「こんにちは!」
男の子は少しはにかんだように笑うと鼻水が出るのか鼻を啜りあげ、キョロキョロと部屋を見回した。
慌てて樹里は立ち上がる。
「えと、その。私、一くんの学校の保健室の先生で……」
「お兄ちゃんの?」
「うん。そう」
「お兄ちゃんは?」
「まだ部活してると思う。私はちょっと、一くんと約束してて、それで鍵をね、一くんから借りて……その」
この状況を説明しようにもうまい言葉が思い付かなかった。
そもそも樹里自身、何故自分がここにいるのかわからない。
一の弟だと思われる男の子は樹里を見上げたままきょとんとしていた。
「えっと、だからつまり」
ピンポーン。
樹里が考えあぐねていると、玄関のチャイムが鳴った。
「あれっ!お客さん!?」
そう言って樹里の前に現れたのは小さな男の子だった。
その子は皺くちゃのTシャツに半ズボン姿で、一に良く似ていた。
「あ、えと。おじゃましてます……」
「こんにちは!」
男の子は少しはにかんだように笑うと鼻水が出るのか鼻を啜りあげ、キョロキョロと部屋を見回した。
慌てて樹里は立ち上がる。
「えと、その。私、一くんの学校の保健室の先生で……」
「お兄ちゃんの?」
「うん。そう」
「お兄ちゃんは?」
「まだ部活してると思う。私はちょっと、一くんと約束してて、それで鍵をね、一くんから借りて……その」
この状況を説明しようにもうまい言葉が思い付かなかった。
そもそも樹里自身、何故自分がここにいるのかわからない。
一の弟だと思われる男の子は樹里を見上げたままきょとんとしていた。
「えっと、だからつまり」
ピンポーン。
樹里が考えあぐねていると、玄関のチャイムが鳴った。

