「誰かいるのか?」
「い、いやぁ。」
どうしよう。
「最近ち、ちょっと大きめのぬいぐるみ買ってさ。人が寝ているみたいになってるんだよ。」
「そんな大きなぬいぐるみいつ買ったんだ?」
「き、今日、かな?」
「学校終わってから?」
「終わってから。」
その時、少し布団がずれた。
「あれ?今、布団動かなかったか?」
「気のせいだよ。」
「何か、人の気配を感じるんだけどなぁ~。」
ジッと布団から視線を外さない良一。
「も、もういいでしょ。さ、部屋から出てってよ。」
「ああ、そうだったな。」
無理矢理背中を押して扉に体を向けさせる。
「う~ん。」
背中越しに微かに声が聞こえる。
飛鳥ちゃん、何で喋ってるのよ!

