チョコドーナツの誘惑。
負けてしまってもいいかも?
負けちゃおっか!
いや、しかし。
「悪いけど、ドーナツはお母さんに渡してくれる?また明日食べるからさぁ。」
「そうかぁ。分かった。」
よし。
チョコドーナツの誘惑に勝った。
まぁ、食べれない訳じゃないものね。
良一が帰ってからゆっくり食べればいいし。
「じゃあ、ダンベルだけ取らせてくれ。」
何ですと!?
ダンベル!?
ゆっくりと振り返る。
ベッドの脇にダンベルが2つ転がっている。
「せっかく明日香の家に来たんだからダンベルだけ取らせてくれ。そうしたら1階で運動して勝手に帰るからさ。」
このダンベル。
私が持てたらいいんだけど。
ありえないくらい重いんだよね。
どうしよう。
どうしよう。

