この光景…。 「怖い…。」 ただただ、怖い。 先日、冗談で呟いたのだが。 『いっそ、私もアイドル目指しちゃおうかな?なんて。』 嘘です。 イヤです。 顔が悪いからアイドルになれないとかじゃなくて。 こんな異様な雰囲気の中心にいる事がイヤです。 飛鳥ちゃん、私の負けです。 私はアイドルを舐めてました。 ごめんなさい。 私が心の奥で謝っているのと対照的に、良一は隣で同じように異様な光景を眺めていたが、涙はまだまだ溢れていた。 「いつまで泣いているのよ!」