複数のスポットライトがステージ左側1点に集中される。
当てられたスポットの袖から、飛鳥ちゃんが手を振りながらにこやかに出て来た。
「飛鳥ちゃ~ん!!」
「待ってたよーん!!」
「会いに来たよ~!!」
「飛鳥ちゃん、可愛いー!!」
「飛鳥ちゃん、さいこー!!」
な、何なんだ!?
四方八方至る所から歓声が上がる。
始まる前とうって変わって、怒涛の飛鳥ちゃんコールでいきなりの盛り上がりを見せた。
「皆さん、こんにちはー!」
ステージの中央まで移動すると、全体を見渡しながら樋口飛鳥が声を張り上げる。
「こんにちはぁー!」
寸分狂う事のない、招待客の皆さんが綺麗に声を合わせて返事をする。
この一体感って、何?
ただただ凄い…。
私は唖然としたまま、樋口飛鳥を見つめた。

