『私、幸せだよ…。』
「私ね、良一に言いたい事が有るの。」
寝かされたまま、下から抱きかかえている良一を見つめる。
その眼差しと目が合う。
「あのね、私、良一の事…。」
ここまで話をすると、唇に人差し指をそっと当てられた。
「ここからは俺に言わせて。」
人差し指を離すと、良一は優しく話し始めてくれた。
「明日香と初めて出会ったのは、幼稚園の時だったな。」
「うん。」
「家が隣同士だから、毎日毎日遊んでいたよな。」
「うん。」
「中学に上がって、高校まで一緒なんてな。」
「そうだね、凄い偶然だよね。」
「違うよ。」
「えっ!?」
「偶然じゃなくて必然だよ。」
「…どうゆう事?」

