名は愛をあらわすっ!?



★☆


「で、何で男子トイレの前で座り込んでいたんだ?」


「お願いだからその事は忘れて。」


良一が自殺するかも、と思ったからなんてとてもじゃないが本人に言えない。


「いくら女子トイレが混んでたとしても、男子トイレを使うようになったら終わりだぞ。」


「はい…。」


その理由で収めている方がまだマシだ…。


「んじゃ、帰るぞ。」


夕日が眩しい帰り道をいつものように良一と並んで歩く。

チラリと横顔を見る。

いつも通りの顔をしている。

カッコいい、優しい横顔。


「ん?何だよジロジロ見て。」


「い、いやぁ何でもない。」


「今日の明日香、なんか変だぞ。」


「そうかなぁ…。」


受け答えは普通だ。

どうやら良一は飛鳥ちゃんのスキャンダルをまだ知らないようだ。


「き、今日は家に来るの?」