翌朝、アタシはいつもより一時間早い時間に目が覚めた。

ベッド横の机に置いてある目覚まし時計のアラームを止める。

何か夢見たんだけどなー…どんなのだっけ?忘れちゃったなー。

寝そべったまま昨日見た夢を思い出そうとするがさっぱりだ。

まぁいいやと思いケータイを手にする。

シンからメールが来てないか確認するためとトールくんにメールを返すためだ。

予想通り新着メールが一件。

シンからだ。


『シン

ありがとな。
マアヤからの言葉ホンマに嬉しいわ。
ちょっと泣いた(笑)
俺、弱いとこ誰かに見せるんめっちゃ苦手やねん。
負の気持ちって周りに伝染してまうやん?
そんなん嫌やしーって思ってたら自分の中に溜めるようになってってた。
マアヤにはお見通しなんやな(笑)
マアヤには話せそうや。ありがとう

大人っぽいっつーかオッサンやな(笑)
老けてるらしいし
写メ見てみるか?
その代わりマアヤの写メも見せろやー!!』