姫が勇者にアイラブュー!



ミリン姫は自分のベッドに飛び込み
バタバタしました。


「サトゥサトゥサトゥ
サトーーーーゥ!!!!」


そして、考えます。


「なんじゃ?この気持ち??
こんな気持ち始めてじゃ………
…………………………ああ……

………サトゥ………」



それからミリン姫はサトゥの事ばかり
考えるようになりました。


ご飯の時もお風呂の時もお勉強の時も
執事のズラが風で外れた時でさえも……



「サトゥ………ハァ〜……」


時折、小さなため息が出ます。


あのおてんばなミリン姫がおとなしく
なったので城内では心配する声も上がっていました。


50歳独身の清掃係がつぶやきます。
「姫様……最近パンツが見えないなぁ……俺、姫様のパンツを見るために
この仕事してるからなぁ………」


翌日、この清掃係はクビになりました。





そんなある日。


家庭教師のナツメがミリン姫に勉強を
教えていました。


「1+2=は答えはいくつです?」


ミリン姫は浮かない顔です。


「……さ………3………サトゥ……」





「サトゥ?あの勇者のサトゥですか?
姫様どうしたんです?最近元気無いですけど、城中でもみんな心配してますよ?」

家庭教師のナツメは18歳。
とてもスタイル抜群で、バスト90センチは城中の男の目を釘付けにするほどです。容姿端麗な彼女は男にモテ、恋愛経験も豊富でした。



机にへたり込むミリン姫。
「ミリンは……ミリンは今、変なんじゃ……サトゥの事が忘れられなくてな……」



「それは恋じゃあないかしら?」




「変………?!」



「姫様、字が違います!似てますけど
コイです!恋!また作者が間違えたと
クレームがきます」




「コイ………これが恋なのか……」




プルプルプルプル…………



ミリン姫は小さな体を震わせます。
久しぶりにパンツが見えるのでした。



そして火がつきます!



「これが恋なのじゃなぁぁあああ!!」




ゴロゴロゴロゴロ!!!!!!!




テンションが上がってナツメの方に
転がります。



ナツメはそれを軽いジャンプでサッと
交わすのでした。



ミリン姫はそのまま転がって部屋を
出ていつもの場所に突入です!




10人の兵士はいつもの場所で
立って警備していました。


「あー!平和だなぁ、最近、姫様、
元気無いし俺達の仕事は安泰だな!」





スコーーーーーーン!!!