ジェシー「きゃあ〜!こないで〜!」


ァカーッ!


目が血走ったカラスがジェシー目掛けてものすごい勢いで飛んでいる!



ジョニー「ジェシーーー!!!」



ジョニーはカラスの脇腹におもいっきりタックルをかました



カラスは一瞬バランスを失い、ばたついたが、すぐにジョニーに向き直り甲高く咆哮した



ジョニー「あ…、いや、あのね、話せばわかるっしょ?

オイラは恒久平和主義者なわけで…」



言葉は通じそうになかった。


標的をジェシーからジョニーにかえたようだ。

ものすごい勢いでおってきた。



ジョニー「ぎゃあ〜!助けて〜」


目茶苦茶に飛び回って逃げたが、カラスはもう目の前にせまっていた



もうだめかと思ったその時…





…それは…いけないねぇ…



鳩二郎だった。

カラスの真上からするどく蹴りを入れた。


カラスは地面まで真っ逆さまに落ちていった。



ジョニー「鳩二郎さん!」


鳩二郎「…これは……やばいねぇ…」



仲間の声をきき駆け付けたカラスがさらに三羽もいた。


ジョニー「鳩二郎さん…」


鳩二郎「…ジョニー…おめぇは…行きな…」


ジョニー「鳩二郎さんを残していけるわけないじゃないですか!

オイラも戦うよ!男なんだ!」