マイケル「なぁ、ジョニー?」


ジョニー「んだよ、マイケル?」



マイケル「社会権ってしってっか?」


ジョニー「人間の作った法律だろ?オイラたちにゃあ関係ねぇよ」



マイケル「おめぇ、ばかいってんじゃねぇよ!


社会権ってのはなぁ、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を保障したものなんだよ!」



ジョニー「それがなんだっての?」



マイケル「鳩レースってしらねぇの?


基本的人権なんて、かんっぺきに無視なんだよ」



バサバサッ



サングラスをかけた親分鳩の鳩二郎が飛んできた。


噂ではカラスと昔バトルをしてその時に片目の光を失ったとか、ただかっこいいからかけてるんだとか



マイケル「あ、鳩二郎さん、ちゃっす!」



鳩二郎は自慢のサングラスの下の口元を引き下げ、渋い顔をして静かに語った



「…鳩レース…。

…あれは…、いけないねぇ…」



マイケル「やっぱり鳩二郎さんもそう思います?」



ジョニー「よっしゃ。そんならいっちょ、人間達に思い知らせてやろうぜ」



マイケル「ストライキだ!

基本的人権を訴えてレースなんかやめるようにみんなに言おうぜ!」



鳩二郎「…憲法28条…、労働基本権…の争議権…か…」



マイケル「さすが鳩二郎さん!早速いきましょう!」



バサバサッ



ジョニー「お、ジェシー!

今からストライキしにいくぞ!

人権を取り返しにいこうぜ!」



ジェシー「人権って何をいってるのあなたは?私達、鳩なのよ…」



三羽「………。」



鳩二郎「それをいっちゃあ、…いけないねぇ…」



三羽は帰った