「そろそろ花火見に行くか。」 「うん!」 人混みをかき分けながら 二人で花火が見える位置に腰掛ける。 楽しみだねーなんて話していると 花火が始まった。 花火が打ち上がるのと同時に 周りのカップルがキスをしていて 見ているこっちが恥ずかしい。 ちらっと宮田を見ると 特に周りのことを気にする様子もなく 黙って花火を見てた。 …私なに意識してんだろ。 そう思い視線を前に戻す。