「お前そんなに可愛くしてきたんだから 今日はずっと手を繋いでること!」 急に立ち上がったと思うと 私の手を恋人繋ぎして歩き出す。 浴衣で歩きづらい私に 歩くペースを合わしてくれながら。 「なんでそれが手を繋ぐことになるの?」 「盗られそうで心配だから。 …言わせんなあほ。」 「そか。」 多分私の顔は今真っ赤だと思う。 さらっとそんなこと言う宮田の方が ばかであほだよ…。