スキって言って!


「拓海先輩は私のこと
好きじゃなかったの…?」


するとあからさまに困った顔をして


「好きじゃねぇよ。
つかめんどくせぇ。もう別れようぜ。」



「…わかった。さよなら。」



もう何も言えなくて、
ただただ苦しくて、
涙が全然止まらなくって、



私は気付いたら屋上に向かっていた。