すると隣のカーテンが 完全にしまって居なかったようで、 上に乗っていた拓海先輩と バッチリ目が合ってしまう。 「っ。芽衣!!」 「…拓海先輩、ひどいです。」 「…ごめん。 けど何もさせないお前が悪いんだぜ? 半年も待ってやったのに キスすらしねぇとかさ。 俺お前がすぐ抱かれるって噂聞いたから 顔もすげー可愛いし、 飽きるまでは付き合おうと思ってたのにさ。」 拓海先輩の言葉は 思っていた以上に残酷で、 心をズタズタにされるには十分だった。