スキって言って!


そんな光景をずっと見てるのは辛くて

私は呆然としながら教室に戻る。



拓海先輩は、あの女の先輩が好きなの?


それとも、しっ親友とか?


あっ双子だったりして?



なんて考えれば考えるほど
現実逃避することしか出来ない。


はぁ……



気付けば学校も終わり、
部屋から出れるバルコニーに
夜中までずっといた。


昔から何かあると
このバルコニーで考え事するんだ。