スキって言って!



「じゃ、そろそろ暗くなってきたし
送ってくわ。」



「大丈夫!私の家ここから近いから!」



「だめ。」


「じゃ送ってもらう。」


きっと宮田のことだから
何言っても無駄だろうし
送ってもらうことにした。


「私の家ここだから。」


「そっか。」


「あ、あの。
ココア美味しかった。」


「あぁ。またな。」


宮田は元の道を歩いていく。


家逆方向だったんだ。