「…ありがと。」 「ん。」 宮田からココアを貰うと 宮田はすごく優しく笑った。 それからココアを飲み終わるまで 特に話なんてしなくて、 追いかけてきたくせに 泣いていた理由も聞いてこなくて、 私自身今は話す元気もなかったから 逆にそれが心地よかった。 きっとこれは 宮田なりの優しさなんだろうな。