「芽衣!」 拓海先輩…? 追いかけてきてくれたの? そう後ろを振り向いたら 宮田がこっちに走ってきた。 なんでこんなタイミングで宮田なの。 「…なに?」 泣いているのを気付かれたくなくて 顔を背けて話す。 「部活終わってコンビニ寄ってたら お前が泣きながら歩いてるの見て 追いかけてきた。」 …ばか。 そんな息切れして 必死そうに追いかけてこないでよ。