スキって言って!



「えっと…ヤキモチ?」


「…悪ぃかよ。」



ぱっと違う方に顔を向けたけど、
顔が赤くなってるの見えてるよ。


拓海先輩はいつも自信たっぷりで
そんな反応したことないから
ちょっと混乱するじゃんか…。


そこからは何を話すわけでもなく
2人で屋上のフェンスから
外の景色を眺めてた。



キーンコーンカーンコーン…

お昼休みになった合図が鳴り響く。