やっと人混みをかき分けたと思ったら 信じられないものを見てしまった。 「え...。笑ってる...。」 いつも他の女の子には冷たい宮田が マネージャーらしき女の子と 笑顔で話してた。 そんな時に限って 「やっぱり蒼汰君と麗華ちゃんはお似合いだよねー!」 「あんな男好きより麗華ちゃんの方がお似合いなのに。」 「悔しいけど麗華ちゃんになら負けても納得出来るよねー。」 なんて私が居るのを知ってか知らずか そんな言葉が突き刺さる。