「咲ー!おはよー!」
「めいちんおはー☆」
ずっと夏休みだったらいいのに
って思ったけど
やっぱり咲と過ごす
学校も楽しい!!
咲と遊んでいたと言っても
やっぱり学校みたいに
毎日一緒に居るわけじゃないから
お互いたまりにたまった話をして
いつも以上に盛り上がる。
「なんかさぁ、咲思ったんだけど
宮田ってすごくいい男じゃない?」
「どうせまたイケメンだからって
言うんでしょー?」
咲はイケメン大好きだからな。
「イケメンなのも事実だけど!
そうじゃなくて、こんなに素を出せて
尚且つ一途に想ってくれる男の人って
あまり居ないんじゃないかな?」
確かに私は宮田の前では
素を出して過ごしているし、
こないだのココアの話を聞いて
宮田がどれだけ本気かってのも
分かってはいるんだけど…
「ん〜。でも自分の中で
なにかあとひと押し足りないの!」
「なんだそれぇ!」
「私も分からないけど…」